僕は、いわゆる“正解のルート”から外れて生きてきました。
                
                    受験も失敗して、肩書きもなくて、自信なんて1ミリもなかった。
                    でも、そんな僕が独学でWebデザインを学び、今ではフリーランスとして働き、経営もしています。
                
                「うまくいった理由は何ですか?」と聞かれても、かっこいい言葉は思いつきません。
                
                    ただ一つあるとすれば、「自分で考える力」を育て続けてきたこと。
                    それが、僕をここまで連れてきてくれたのだと思っています。
                
                でも、この力は“ひとりで”しか育てられなかった。
                お金もなかった僕には、そもそも学校やスクールに通うという選択肢がなく、「独学しかない」という状況からスタートしました。
                
                    けれど、あとになって気づいたんです。
                    この「独学」という選択肢こそが、「自分で考える力」を育てる最高の機会だったのだと。
                
                
                    フリーランスを目指すなら、Webデザインだけを学んでも意味がありません。
                    集客のためにSNS運用を学び、マーケティングを学び…次から次へと学ぶことが増えていきます。
                    それに伴って、当然、壁も増えていきます。
                
                
                    僕は、それらをすべて独学で乗り越えてきました。だからこそ、ただ「Webデザインを学ぶ」だけで終わってほしくないと思っています。
                
                本当に大事なのは、自分で考え、情報を取りに行き、噛み砕き、実践し、失敗して乗り越える力。
                つまり、自分で切り拓く力です。
                
                    最近では、学校やスクールでWebデザインを学び、努力してもスキルが身につかない。
                    案件が取れず、挫折しそうになっている人たちを、Instagramでよく見かけるようになりました。
                
                
                    その姿は、昔の自分と重なりました。
                    努力しても報われない辛さを、僕は知っています。
                    だからこそ、そういう人たちを助けたいと思ったんです。
                
                
                    僕が培ってきた「自分で切り拓く力」を、誰かに渡したい。
                    そう思うようになって、このメンター制度を作ろうと決めました。
                
                
                    僕が「メンター」という形を選んだのは、一人ひとりの違いに、本気で向き合いたいからです。
                    正解を教える先生ではなく、隣で一緒に悩める人でありたい。
                    そのために、人数はたったの8人限定にしました。
                
                
                    それ以上になると、仕組み化されてしまう。
                    目の前の人の感情や癖、本当に困っていることを、ちゃんと拾えなくなってしまうからです。
                
                
                    このメンター制度のゴールは、
                    「自分で考え、実行し、改善できる力を育てること」です。
                
                
                    Webデザインを通じて、稼ぐ方法を知るだけでは終わりません。
                    もし将来、Webデザインと仕事がなくなっても、
                    またゼロから挑戦できる強さを持っていてほしい。
                    そんな、“生きるための力”を、育てていきたいと思っています。
                
                
                    僕自身も、まだ成長途中です。
                    この場所を通して、「人に教える」という経験を深め、
                    仲間と一緒に走る力を、僕も手に入れたいと思っています。
                
                
                    この「小さな研究所」は、僕にとっても挑戦です。
                    一緒に実験し、失敗し、光を見つけましょう。